新着情報

令和6年度 第2回社内技術発表会を開催しました

教  育
2024年10月28日

今年度の第2回社内技術発表会を10月25日に開催しました。
技術発表会は、前年度の業務成果等を社内で報告し、業務の課題とその解決策、創意工夫点等、今後の業務に役立つノウハウを社内で共有することにより、社員全体の技術力向上を目的として毎年開催しています。
今回は、前年度までに実施、または現在進行形の業務や設計ミスの防止方法についての発表を行い、活発な質疑応答が行われました。

【業務成果等発表】

1. UAVを活用した写真測量(測量補償課)

測量補償課では、今年度カメラ搭載のUAVを購入し、業務で使用しています。
発表では、写真、レーザー測量の特徴や現場での作業手順、撮影高度と画像処理時間、航空法や安全管理上注意すべき点等について説明がありました。
また、UAVを使用した測量だけでは構造物の詳細なデータは得られない場合があるため、地上型レーザーを併用することにより詳細な3次元測量データを作成できたという報告がありました。

2. 水位周知河川における設定水位の検討について(設計4課)

最初に洪水予報河川・水位周知河川の指定、洪水に関する発表基準、氾濫危険水位等の設定方法等について説明がありました。
これに基づき現在業務を受託している神戸川上流部の区間について出水分析から危険箇所の選定、リードタイムを考慮した氾濫危険水位等の設定を行っている等の報告がありました。

3. トキに関する報告+α(環境1課)

出雲市がトキ放鳥候補地に指定され、放鳥の目標年度が令和9年度に設定されました。
このため、トキの採餌環境、営巣環境などの観点から生息適地を選定し、最終的に市内3エリアを餌場として今後餌資源量の調査を行うことが報告されました。
また、国指定特別天然記念物のオオサンショウウオを発見した場合の対処方法について説明がありました。

4. 設計ミスを防止するために(品質管理部)

設計は細かで煩雑な作業の集合体であるため、設計者自身のスキルアップはもとより、設計の各段階で地道にミスを防ぐ仕組みの構築やミスを起こしやすい要因を知ることがミス防止に繋がります。
今回は、設計の各段階でどのようなミスがどういった理由で発生するのか、どうすれば防げるのか具体的な過去の事例を踏まえた説明がありました。
また、当社も実施していますが、設計が完了するまでの各節目に社内の設計審査会を実施しミスを防止している大手建設コンサルタントの事例も取り上げられました。

第2回社内技術発表会の様子